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10年以上悩まされる、スマイリーキクチさん

  • 執筆者の写真: 正明 たかひら
    正明 たかひら
  • 2016年2月20日
  • 読了時間: 2分

お笑いタレントのスマイリーキクチさんは、1999年、突然「女子高生コンクリート詰め殺人の加害者だ」とネット上に書き込まれます。

1988年に起きた事件の加害者は未成年であったことから、名前などは明らかにされず、出身地・年齢などによってキクチさんが加害者だと決めつけられてしまいます。

キクチさんは、以後10年間以上にわたって、誹謗中傷や脅迫を受け続けます。

TV局やCMをしていた企業に対しては「殺人者をTVに出すな!」、

舞台でも観客がざわつくなど、異様な雰囲気となりました。

2ちゃんねるなどネット上のデマの削除依頼をしても、管理人に断られます。

自分の言葉で説明しようとはじめたブログでも、多数の誹謗中傷コメントが寄せられました。

苦しんだキクチさんは、警察や弁護士、ボランティア団体に相談し続けますが、一切相手にされなかったそうです。

警察:「そんなデマはほっておけばいい」

「様子を見ていればネット誹謗中傷は落ち着く」

「(芸能人だから)有名税みたいなもの」

「殺されそうになったとか、誰かが殺されたとかがないなら刑事事件にできない」「殺されたら捜 査しますよ」

弁護士:「民事裁判をして、書き込みの削除や損害賠償請求をするのに、中傷書き込みをした者を特定する必要があり、掲示板管理者から発信者のログを開示してもらい、接続業者が発信者の個人情報を開示する必要がある」

「掲示板管理者と接続業者が開示を拒否した場合は訴訟になるが、裁判所が開示命令を出すとは限らない」

「相当の根気と労力が必要です」

そして2008年にやっと、一人の刑事と出会います。

はじめの書き込みからは10年が経過する頃でした。

捜査が行われ、警察が最初に身元をつきとめた中傷犯は、最初は「二度としません」と反省しますが、その3時間後にはまたネットで中傷を書き込むなど悪質だったので、警察は本腰を入れ、

2009年2月、悪質な書き込みをしていた19名を、名誉棄損・脅迫の容疑で摘発します。

摘発されたのは、北海道から大分県在住の、46歳から17歳までの男女。国立大学の職員や大手企業勤務、年頃の娘がいる親という立場など様々な人々でした。

キクチさんは、現在、ネットでの誹謗中傷に対しての対策などを講演されています。

対策は動画にもなっていますのでご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCmztS7KEj4EMj7zfPEvnRig

相談窓口

インターネットホットライン連絡協議会

https://www.iajapan.org/hotline/link/link1.html

被害を届け出るだけでは、なかなか警察は動きませんが、刑事告発をすれば、必ず捜査が行われます。

当事務所は、あなたやお子さんが、静かな生活を取り戻すお手伝いをさせていただきたいと願っています。


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