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家庭裁判所、しっかりしてくれよ・・・

成年後見業務で、不動産が絡む事案があったので、司法書士に依頼したときのこと。

「あれ? これ家裁の書類、間違ってますよ。 住所の字が原本と違います。 これは法務局に出す時、何か言われないかぁ・・・」

確かに、家裁に提出した書類の字が潰れていて、誤字で書類作成されています。

成年後見業務では、細かいことでも家裁の相談しておいた方がいいので、説明すると、20分ほど待たされた後、「法務局に訊いてくれませんかねぇ?」との呆れる回答が返ってきた。

「え~っ! こんな誤記載、今までもあったでしょ? そんな知恵の集積として、『疑問があれば、細かいことでも報告してください』と言ってるのではないんですか? 家裁が別の役所に『訊いてくれ』って、判断するのが、あなた方の仕事ではないんですか?」

裁判所に強く出られる者は原則いません。

ハシシタ氏も「クソ教育委員会!」とは言っても、「クソ大阪地裁!」とか「クソ裁判官!」とか「バカ判決!」などとは言わんかったでしょう。

それ言えば、弁護士として、懲罰食らうでしょうからね。

ここが維新の「強いものには弱く、弱いものには強い」本領よ。

私も十分それは承知していますが、流石にこりゃないよと、言うしかありませんでした。

「裁判所は、決める場所なんですから、どうすればいいのか、判断をお願いしますよ。 『訂正に必要な書類が出ているので、訂正する』か『法務局に職権で訂正してもらってくれ』なのか」

ここまで説明しても、同じように「法務局に訊いてもらえませんか?」を繰り返したので、仕方なく法務局へ。

ベテラン職員が出てきて、あっさり「誤字だと確認できましたので、職権訂正します」。

ホンマかいな?と一応疑ってかかり、「担当官、サインしといてくださいよ、司法書士連れてきた時に『これアカンわ』と言われたら、目も当てられませんがな」と念押しをして、サインを貰い、安心しました。

家裁の事務官は、裁判官に訊けなかったのかもしれませんが、他の事務官にも聞こえているのに、誰も返答できんって、どういうこと?

「マニュアルにも載ってなかっ」ても、何万という事件を扱ってるんだから、主みたいな職員が判断してくれよ。

そう言えば、裁判所内を裸足に雪駄で闊歩していたオッチャン職員がいたなぁ・・・

もう定年退職したんだけど、あんな“主”こそ、おってもらわんとアカンかったんとちゃうんかいなと、懐かしく思い出しました。


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