堺市議の政務活動費を住民監査請求しました。
3/25(金)の朝日新聞、MBS「VOICE」、26日の毎日新聞で、監査請求提出場面が報道され、私のインタビューも映っています。
監査委員会には3月31日に受理され、4/1の朝日・毎日にはそれも報道されました。
請求の概要
西村昭三市議(自民)の2014年度政務活動費について
合計返還請求額は、 政務活動費についての人件費、広報・広聴費、調査研究費の合計112万1160円。
1. 人件費 102万円
妻がスタッフとも言われますが、個人情報保護で、領収書には墨塗りがされていて見えません。
勤務実体がないと考えています。
2. 広報・広聴費 1万円
市政報告のチラシ輸送費です。
チラシはポスティングが基本で、まとめて郵送してるのは不自然です。
3. 公務で市役所に行くタクシー代 1万2320円
堺市議会では“議員のお車代”としての費用弁償が、かつて出席日毎に1万円支給されていました(2004年4月より廃止)。 ところが、公務出席日において、費用弁償支給目的と同種の交通費としてタクシー代が支払われています。
4. 飲み屋から帰宅するタクシー代 1万800円
いずれも飲み屋の密集する繁華街から西村さんの自宅である大浜南町2丁付近への利用で、飲酒後、帰途に利用されているとみられます。
5. その他タクシー代 6万8040円 4では、金額が最低料金の680円ものもあり、これをもって金額の多寡によらず、全てのタクシー代が違法な使途として、私用に利用されたと推察されますので、100枚超の48市議中最大のタクシー領収書枚数を誇る西村さんのタクシー代は全て政務調査ではなく、私用のものと考えます。
返還
既に西村さんは、4と5の2万3120円を返還しています。
その説明は、
「(公務に当たる)本会議や委員会の日のタクシー代を計上していた。ミスなので返還する」、
「政務活動に使っているが、中には飲酒を伴ったものもあり、支出を取り消す」、
「遅い時間からの会議で飲酒を伴った場合があり、支出を取り消した」 です。
24日の朝日新聞取材では、
夜間の乗車について「相談や会合が遅くなることもある。問題はない」としていたのに、一転して返還しています。
監査委員も西村さんが具体的に使途の説明ができなければ、返還させるよう市長に勧告するでしょう。
2014年の野々村兵庫県議号泣事件から始まった政務活動費問題。
市民でこの問題に怒らない人はいないはずです。
市民が調べ、声をあげねば、ほとぼりが冷めるとまた同じことを繰り返しますよ。