top of page

エンディングノートを使うなら

街で売っているエンディングノートは薄い冊子のように思えます。

例えばコクヨのエンディングノートは64ページしかありません。

こんなに薄ければ簡単に書けると思いますよね?

と ころが、その中身は、相続にあたる(有価証券・銀行口座・不動産やその他資産・借入金・ローンなど)だけでなく、自分の基本情報(生年月日・家系図・学歴 など)、親族や関係者の情報(関係について・住所・電話番号・葬儀告知の有無)、自動引き落とし、年金、保険、クレジットカード、電子マネー、ペット、医 療・介護、葬儀・お墓、携帯・パソコン・ネット上の情報(メール・SNSなどのアカウ ント・PCデータの処分方法)についてなどと非常に多岐にわたります。

まるで『自分史』を書いているようなものです。

そして、ここに遺言的な内容である相続について書いても遺言としては取り扱われませんので、法律上の意味はありません。 しかも、たいていの人は、書いている途中で挫折します。

ならば、あえて本屋で購入しなくとも、ネット上でダウンロードして試してみるのはどうでしょうか?

いくつもサイトはありますが、「すずき行政書士事務所」のHPでは、19ページのものや自分史を含めた62ページのものが無料でダウンロードできるようになっています。

表紙や中身のデザインも色々選べ ます。

また、大手の葬儀社では事前相談や葬儀セミナーに来た方向けに、オリジナルエンディングノートをお土産として渡していたりします。

薄い資料のような感じですが、必要な内容が書き込めるようになっています。 ここに書いて頂きたいのは、なによりも遺された方への想いです。

遺言では「付帯事項」として補足的に短文を書き加えたりしますが、それとは別にどんな形ででも遺される方々へ感謝の気持ちや、

「言えなかったけれど実はこう いう意図があってあの時こうしたのだ、わかってね」といった想いや、

相続についてなぜそのような分け方をしたのかとの理由を残しておくことこそが、「争族」となりかねない相続トラブルについても相続人間の不満を和 らげ、円満に相続がなされることにつながります。


特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page